蝸牛。
先日娘と川沿いの道を歩いていたら、小さなカタツムリを見つけた。
殻の直径2cmくらいか。
弟に見せてやりたいというので、持ち帰った。
夏のあいだ大活躍していた虫かごを引っ張り出して、白菜を入れ、底が濡れる程度に水を入れて。
それから毎日、観察に余念がない子供達。
「目が出たっ」「葉っぱに穴あいてるっ!」
ひとりが何か言うと、もうひとりも飛んできて、目を皿のようにして口をぽかんと開けて、夢中で見ている。
自分たちが食べたメロンの皮を与えてみたり、
しまいには「うんこしてるっ!!」と大喜び。
まるで子供を見守る親そのもので、これにはほろりときてしまった。
あるとき娘が「こんなんでも生きていけるんやなあ」とポツリと言った。
おお、大人っぽい発言・・・
住宅事情、アレルギーなど諸事情より哺乳類を家族に迎えることは諦めている我が家だけれど、生き物は良いなあ。
そろそろお外に返してやろうと思いつつ、2週間ほど経ってしまった。
カタツムリは冬眠するのだろうか?
私達がそのタイミングを奪ってしまっていないか心配である。