復活
水曜日の夜から体調が悪くて最低限のことをするために少し動いては寝こんでいた。
金曜日の夜、元気になって動き始めたら子供達が大喜びして「おかあさんパーティー」を開いてくれた。
晩ごはんの席でひそひそ声(大)で
娘「プログラム1は〜〜」息子(私を見ながら)「しっ。おかあさんにきこえんようにな。」普通の声で「おかあさん、おかあさん、なんでもないで。プログラムいちとか、言うてないで!」・・・顔を見合わせて「やっぱりあとで相談しよか。」「そやな。」
プログラム1は、キャンプだホイを歌って踊ってくれた。
みんな待っててくれたんだね。
何でも自分たちでできると張り切ってやってくれたけど。
ほったらかしにして、ごめんね。
プログラム2は、みんなでわいわいさわぎます。というので、仕方なくおすもうの相手をしてやった。
まだ若干ふらついてるんだけど。
プログラム3は、「おおブレネリ」を歌ってくれた。
これはふしぎな島のフローネの「無人島の音楽会」の影響である。
本当はこれで終わりだったが、楽しいから、とプログラム4を考え始める子供達。
ふたりで色鉛筆と紙を持ってきて、もくもくとなにか書いている。
お母さんへの手紙だった。
娘の手紙はまず「おかあさん大<s>き</s><s>き</s>すき。」
微妙な間違いから始まりww
これから学校でいーっぱいがんばって、アルバイトをしていっぱいケーキのことをおぼえて、いつかケーキやさんをひらくから、おかあさんも来てね。
と、3枚に渡って、熱い想いが綴られていました。
息子の手紙。
「ままえ。おべんとうつっくてくわ(れ)てお(あ)りがとう」
「のうかになりたいないい?」
「もうすぐしょうがっこうですおかねはらってくね(れ)る?」
彼も将来のことを考え始めたようである。
子供のどちらかが何かして、私が喜んだり褒めたりすると、僕も私もと競い合う。
この年になり仕事もなければ常日頃誰かに必要とされることはないので、その喜びはひとしおである。
でもこんなのは今だけのこと、私が勝ち取ったものではなくて、子供の人生は子供のものだ。
うまくいえないけど、母親冥利に尽きる幸せにじーんとしながら、心の中はさみしさやくやしさでいっぱいになる。
私はいったい何をやっているのだろう。
何もしていないではないか。
さておき体が軽くなったら気持ちの良いもので、土曜日は家じゅうを掃除して片付けた。
雨足の隙をついてほんの半㎡ほどの植栽を植え替え、水槽の掃除もした。
昨夜はひさしぶりにぐっすり眠れた。